「江東区で個展を開きたいけど、どんな貸し画廊があるのかなあ・・」
「江東区にあるレンタルギャラリーの特徴を知りたい・・」
とお悩みの方々へ。
今回は、そんなお悩みを解決できる記事になっています。
個人やグループで展覧会を開く際に欠かせないのが、貸し画廊やレンタルギャラリー。
しかし、ただギャラリーを借りれば良いという訳ではありません。
予算や立地、規模などから、理想に合ったスペースを探すことが大切なのです。
また、ギャラリーにはその土地ごとに特徴があります。個展の準備をスムーズに行うためにも、事前にその地のポイントを抑えておくことが重要です。
そこでこの記事では、東京の『江東区』に限定し、江東区の特徴やおすすめの貸し画廊・レンタルギャラリーをご紹介していきます。
江東区におけるアートや美術の特徴
江東区の特徴は、古き良き面影と最新の街並みが共存する「清澄白河」を中心にアートが展開されていること。
清澄白河には、日本でも最大規模の美術館と言われている東京都現代美術館があることから、アートに興味を持つ多くの人がこの街を訪れます。この美術館があることから、特に盛んな分野が「現代美術」。ギャラリー自体も、モダンな作りのものが多いのが江東区の特徴です。
江東区で貸し画廊・レンタルギャラリーを探すポイント
江東区で貸し画廊を探すメリットには、下記のようなものが挙げられます。
- 来客者を望むのであれば、清澄白河を基準に探すのがベスト
- 特に現代アートが盛んである
- レンタル料金はそこまで高くない
上述したように、江東区のアートの中心地は清澄白河。
個展に多くの来客者を望むのであれば、この地を基準に貸し画廊を探すのがポイントになります。
また、現代アートが盛んなことから、この地で個展を開くにあたっては、現代アートとの相性が特に良いと言えるでしょう。
料金の相場は、平均的といったところでしょうか。
6日間のレンタル料だと、東京の中でも高価な銀座は30万円、新宿は20万円ほどとなっています。
江東区のレンタル料は、広さにもよりますが5万～20万円の価格帯で借りれる所が多いので、全体的に高い訳ではありません。
人気のある清澄白河でも、うまくギャラリーを選べば、お得に展覧会を開くことが可能です。
江東区でおすすめの貸し画廊・レンタルギャラリー
ではここからは、上記のポイントを踏まえて、江東区にある貸し画廊・レンタルギャラリーの中でも特におすすめのものをご紹介していきます。
BBFL in Tokyo
住所
新木場1-4-6
新木場駅から徒歩5分
金額
Ａスペース：40,000円（火曜～金曜） 60,000円（土日、祝日）
Ｂスペース：30,000円（火曜～金曜） 50,000円（土日、祝日）
※上記は、2日間のレンタル料です。
広さ
床面積：約163㎡
天井高：約4m
特徴
畳105帖分の広さを誇るこのギャラリーでは、約150名が収容可能。
さらには駅から徒歩5分という好立地です。
全体がAスペースとBスペースに区切られているため、必要に応じて借りる空間を選べるのも便利ですね。
元々木材倉庫だった建物をリノベーションしており、ヴィンテージ感の溢れる空間になっているこのギャラリー。魅力溢れる空間が、一層作品の魅力を引き立ててくれるでしょう。
BBFL in TokyoのサイトURL
https://www.brooklynbbfl-tokyo.com/studio
EARTH+GALLERY
住所
木場3-18-17
木場駅から徒歩6分
金額
30,000円~130,000/1日〜
広さ
床面積：100㎡
天井高：約5ｍ
特徴
EARTH+GALLERYは、全面真っ白のシンプルな作り。無駄がない空間が、作品の魅力を最大限に引き立ててくれます。
カフェ&バースペースが併設されており、飲食を交えた展覧会やアートイベントを開催できるのも魅力的です。
最寄りである木場駅は、現代美術館の徒歩圏内なので、アートに興味を持つ人々が近郊を訪れるのもメリットでしょう。
EARTH+GALLERYのサイトURL
http://earth-plus.net/?page_id=716
江東区産業会館
住所
東陽4-5-18
東京メトロ東西線「東陽町」駅 4番出口の右隣り
金額
第4展示室：750円
第5展示室：1,050円
第6展示室：700円
※隣接している部屋を解放してひとつの部屋として使用する場合は、料金は合算になります。また、上記は9時から12時の使用料金になります。13時～17時は約2倍の料金です。
広さ
第4展示室：9m×5m
第5展示室：9m×7m
第6展示室：9m×5.7m
特徴
江東区における産業や商工業の発信・発展を目的としたこちらの施設では、展示室を借りて展覧会を開くことが出来るんです。
1番の魅力は、料金の安さ。
今回ご紹介する貸し画廊の中でも最安を誇っており、一般的な料金としても相場よりかなり安くなっています。
3つある展示室を繋げて借りることも可能なので、展覧会の規模に応じて柔軟に利用できるのも魅力的ですね。
江東区産業会館のサイトURL
https://koto-sangyokaikan.jp/about
SAKuRA GALLERY
住所
清澄3-7-4
清澄白河駅から徒歩2分
金額
6日間 96,000円 （税抜）
12日間 166,000円 （税抜）
広さ
床面積：約33.0m2
天井高：約3.2m
展示壁面：約17.5m2
特徴
「ジャンルに捉われないさまざまなアーティストの作品発表の場」としてオープンされたこちらのレンタルギャラリーでは、これまで展覧会を開いたことがない人でも気軽に利用することができます。
スペースは比較的コンパクトですが、その分値段はリーズナブル。
清澄白河駅から徒歩2分という恵まれた立地に加え、東京都現代美術館や清澄庭園、深川江戸資料館、芭蕉記念館といった、有名文化施設が周辺にあるので、芸術や文化に関心が高い多くの人が周辺を訪れます。
うまくPRすることで、多数の来客者を望めるでしょう。
SAKuRA GALLERYのサイトURL
http://www.kiyosumi-gallery.sakura.ne.jp/index.html
アーツ＆クラフツギャラリー コピス
住所
三好 1-4-16
清澄白河駅から徒歩5分
金額
6日間194,400円（税込）
※上記金額には、ホームページによる集客、宣伝費、会場光熱費等、お茶、コーヒー（冷蔵庫、コーヒーメーカー等使用可）等が含まれています。
広さ
展示壁面：16.8ｍ
特徴
店名となっているコピスとは、英語で「小さな雑木林」という意味。
「色々な木々が実をつけ花を咲かせますように・・・」というコンセプトのもと、芸術の発表・交流の場として様々なアーティストが利用しています。
使用料には、集客や宣伝費も含まれており、コピスのホームページやFacebook等で、イベントの告知や紹介もしてくれるんです。
アーツ＆クラフツギャラリー コピスのサイトURL
http://www.g-kopis.com/index.html
ギャラリー凛
住所
亀戸5-19-6
亀戸駅から徒歩8分
金額
6日間55,000円
広さ
面積：16.07㎡
天井高：2.57ｍ
特徴
ギャラリー凛は、真っ白でコンパクトな、無駄の無い作りになっています。そのため、ジャンルを問わず、どんな作品もこの空間にマッチすることでしょう。
また、お店がガラス張りになっているため路上を行き交う人に作品をアピールすることも可能。
カフェが併設されているので、飲食を楽しみながら、ゆったりとくつろげる雰囲気の個展を開きたい人にもおすすめです。
ギャラリー凛のサイトURL
https://www.gallery-rin.co.jp/rental-space/
MITSUME
住所
常盤1-15-1
東京メトロ 半蔵門線 ／ 都営大江戸線 「清澄白河」駅 A1番出口から徒歩7分
金額
平日：3,000円/3ｈ 金曜：4,000円/3ｈ 土日祝：5,000円/3ｈ
平日：20,000円/1日 金曜：25,000円/1日 土日祝：30,000円/1日
広さ
面積：約40㎡
天井高：3ｍ
特徴
元々印刷工房だった建物をフルリノベーションしてオープンした MITSUMEは、真っ白の床と木目調の壁が特徴のレンタルギャラリー。
1日辺りのレンタル料金は他の貸し画廊とギャラリーと比べると少し高めですが、スピーカーやアンプといった備品もそろっており、さらに空間内にカフェスペースがあるんです。
3時間単位で借りることができるので、短期間での展覧会を開催したい人にもオススメですよ。
MITSUMEのサイトURL
江東区の貸し画廊・レンタルギャラリーについてのまとめ
江東区の貸し画廊・レンタルギャラリーについて、江東区の特徴やギャラリーの概要を踏まえながらご紹介してきました。
計画している個展を開くのに最適なギャラリーは、あったでしょうか。
江東区は、東京都現代美術館のある清澄白河を中心にアートが盛んな地。
この地を中心に多くのアートギャラリーがあり、料金も比較的安い傾向にあります。
興味を惹く貸し画廊があった方は、是非一度、ギャラリーのホームページを覗いてみてください。