銀座だけじゃない!絵画の個展におすすめな中央区のレンタルギャラリーまとめ

中央区のレンタルギャラリーは銀座だけじゃない!

中央区と言えば、銀座が一番に浮かぶ人も少なくないでしょう。
もちろん都内でも特にレンタルギャラリーが集中しているのは銀座ですし、中央区でレンタルギャラリーを探すとなると銀座のイメージが強いですが、実は日本橋や月島など、他にもまだまだおすすめの貸し画廊はあるんです。
今回は中央区でも、特に銀座以外のレンタルギャラリーを紹介します。

銀座以外の中央区のレンタルギャラリーの特徴

中央区はどんな街?

中央区と言えば、銀座のようにハイブランドのショップが多いショッピング街や、オフィスやマンションが立ち並ぶ日本橋などがあり、区内は「銀座」「日本橋」「築地」「新川」「月島」の主に5つのエリアで分類されています。
銀座などのイメージ通りの街並みの一方で、大通りを1本入ると昔ながらのお屋敷や老舗料理店があるエリアもあり、新旧が調和した趣深いエリアもあります。

犯罪率も23区中20位と低く治安の良さはトップクラスで、平均家賃金額も23区で3番目に高いので、比較的リッチな街並みです。

アクセス面でも東京駅や銀座駅に隣接しており、JRであれば京葉線、地下鉄も有楽町線や日比谷線、銀座線、浅草線、東西線など多いためアクセスも良いです。

中央区のレンタルギャラリーの特徴

中央区のレンタルギャラリーは、レンタル期間にもよりますが5~15万円前後の料金設定が最も多いようです。
また銀座エリアにレンタルギャラリーは集中しているので、銀座以外のエリアでは数は少ないようです。
中央区の銀座以外のエリアでは、特に集まっている場所はなく、日本橋方面や月島方面などにそれぞれレンタルギャラリーが散らばっている印象です。

また銀座エリアの方が有名ギャラリーや有名なアーティストのイベントを行っているギャラリーも多いの、相場は比較的高くなります。
今回紹介する中央区のレンタルギャラリーも安いわけではありませんが、銀座エリアと比較すると安い印象です。

銀座以外の中央区のレンタルギャラリーがおすすめの人は?

では実際に中央区のレンタルギャラリーを選ぶべき人はどんな人でしょうか?
絵画の個展・展示会のためのレンタルギャラリーを選ぶためのポイントを解説し、それを踏まえて解説していきます。

個展のためのレンタルギャラリーを選ぶためのポイント

個展・展示会の開催目的によって詳細は変わってきますが、レンタルギャラリー選びに特に共通して重要なポイントは3つあります。

  • アクセス
  • 展示空間
  • 料金相場

これら全てを併せ持つのが中央区のレンタルギャラリーです。

アクセス

まず個展を開催する上で、「人を集めること」「ファンとの交流を楽しむこと」など、目的がなんであれ、できるだけアクセスがいい場所で開催すべきですよね。

そのため、駅・バス停・ランドマークから近い場所を選ぶのがおすすめです。
あくまで目安ですが、最寄駅から徒歩15分圏内であれば及第点と言われています。

そんな中で銀座エリアを除いても中央区は、JR東京駅の近辺のエリアのため比較的アクセスが良く、どのギャラリーも最寄駅から徒歩15分圏内です。

展示空間

次に絵画の個展を行う上で重要なのが、作品に最適な展示空間を選ぶことですよね。
具体的には「展示会場の広さ」と「会場設備」が重要なポイントになってきます。

展示会場の広さ

まずレンタルギャラリーの展示会場の広さを見ましょう。
最もわかりやすくギャラリーの広さを表す「床面積」や展示する作品数に大きく影響する「壁面の広さ」、空間の広さの印象に大きく関わる「天井の高さ」があります。

広さ=床面積と捉えられがちですが、同じ床面積でも天井の高さが変われば空間の広さの印象は大きく変わりますし、その分壁面が広ければ展示作品の数や大きさを、より柔軟にレイアウトすることができます。

またいくら作品が良くても、適切な広さ(余白)を作らないと窮屈な印象になってしまいます。さらに多くのギャラリーが白を基調としていますが、色を変えることで印象がまた変化するので、色まで考えてギャラリー選びできるとなおいいでしょう。
以上のように、絵画作品の魅力をどこまで表現できるかは展示会場の広さに大きく左右されます。

会場設備

そして展示空間と同様に重要なのが設備です。
一般的に絵画作品展示ができるレンタルギャラリーには、以下の設備があるのが一般的です。

  • 展示用の什器
  • 展示ボード
  • スポットライト
  • テーブル
  • 椅子
  • 壁掛け用のフックなどの設備
  • レールワイヤーなどのつるさげ用の設備

一方で絵画に絞らずに、幅広いジャンルでレンタルを行っているギャラリーでは、そうではありません。
設備が不足している場合は、レンタルギャラリー費用とは別で壁面展示用に別費用でパーティションを準備する必要性が出てきます。
場合によっては設備の準備に予想以上に費用がかかってしまうこともあるので、注意しましょう。

以上2つのポイントを考慮されているギャラリーが多いのが、中央区のレンタルギャラリーです。

具体的なギャラリーは後述しますが、映像メディアなど現代アートにも対応した「ホワイトキューブ」型のギャラリーや、倉庫をリノベーションしたギャラリーなど、内装や設備にこだわりを持つギャラリーが多数あります。

空間にこだわるアーティストにも対応できるのが、中央区のギャラリーです。

レンタルギャラリーを選ぶポイント3:料金相場

そして最後に最も重要なのが、レンタルギャラリーの料金相場です。

結論から言えば、相場は決して低くありません。

ただ、あくまで同じ中央区内の銀座エリアと比較すると、かなり良心的です。

銀座エリアは都内でもトップクラスに高い相場で、有名です。

それに対して、中央区という立地にありながらも15万円以下でレンタルできるギャラリーも多く、1日単位でのレンタルに対応しているギャラリーもあります。

予算の都合によって、相場、コスパは非常に重要になってきます。

広さや空間との兼ね合いを配慮した上で、銀座が厳しければそれ以外の中央区エリアを検討してみてもいいかもしれません。

なお、個展はお客さんがいる場合は多少時間を延長して開けておく場合も少なくありません。
場合によっては延長料金がかかります。

それを想定して事前に確認しておくことをお勧めします。

銀座以外の中央区のレンタルギャラリーがおすすめ人

ここまでで紹介したレンタルギャラリー選びのポイントを踏まえて、銀座以外の中央区のレンタルギャラリーは特に以下の人におすすめです。

  • 中央区という好立地で、コスパよく開催したい人
  • 中央区民に個展に来てもらいたい人
  • 銀座エリアと違う雰囲気のギャラリーを探している

先述しましたが、銀座エリアに比べてコスパが良いので、そこを狙っている人にはおすすめです。

また銀座エリアはアクセスがいい分、ほとんどが区外からの訪問客です。
もちろん、本命の展示会のついでによってくれるような客層を狙うなら銀座エリアがおすすめですが、中央区内の住人の訪問を考え流のであれば日本橋などの方面がオススメです。

さらに月島方面などまで行けば、アクセスの良さは若干下がりますが、倉庫型のギャラリー
など、銀座エリアと違う雰囲気のギャラリーがあります。

以上のポイントが当てはまる人には銀座以外の中央区のレンタルギャラリーがオススメです。

ここからは具体的にオススメなレンタルギャラリーを紹介していきます。

中央区でおすすめのレンタルギャラリー一覧

RECTO VERSO GALLERY(レクトヴァーソギャラリー)

RECTO VERSO GALLERY

特徴

『茅場町』駅から徒歩2分の立地にあるレンタルギャラリーで、映像メディアなどにも対応する展示空間を提供しています。
いろいろな美術作品を的確に展示するための「ホワイトキューブ」という考え方に基づいた内装で設計されています。
ホワイトキューブは何もない空間に物質が浮かんでいるような宇宙的な空間です。
どのような絵画作品も邪魔することなく、展示室内の照明を消すことにより暗室にして映像メディアの作品を壁面に直接投影することも可能です。

営業時間は火〜金曜日の13:00〜19:00、土曜日の13:00〜16:30で、定休日は日曜祝日・月曜日です。

料金

こちらはあくまで参考価格ですが、1週間で157,000円です。

webサイト

http://www.recto.co.jp/verso/index.html

Japan Creative Arts Gallery(ジャパン クリエイティブ アーツ ギャラリー)

Japan Creative Arts Gallery

特徴

『茅場町駅』から徒歩3分、『日本橋駅』から徒歩8分、『東京駅』から徒歩13分の立地にある、「すべての小さな創造を大きく世界へ」をコンセプトにしたレンタルギャラリーです。
内装は白を基調としており、展示ジャンルを選ぶことなく様々なジャンルのアーティストが利用しています。
テレビ番組や法人企業の利用実績もあるようです。
営業時間は火〜土曜日の11:00〜19:00(日11:00〜17:00)で、定休日は毎週月曜日です。

料金

1日レンタルで10,000円、6日レンタルで54,000円とかなりコスパが良い料金設定です。

webサイト

https://jcagallery.net/

ギャラリーツープラス

ギャラリーツープラス

特徴

東京メトロ・都営浅草線『日本橋』駅から徒歩1分、『東京駅』八重洲北口より徒歩8分の立地にあります。
高島屋・三越・丸善などの百貨店が近く、飲食店も多数あり、賑やかな場所にあります。
レンタル期間は月曜から土曜の6日間で、営業時間は12:00〜19:00です。
定休日は日曜日です。

料金

1週間で60,000円の基本料金設定です。
5,000円前後から出品できるグループ展なども企画されています。

webサイト

http://two-plus.blog.jp/

Temporary Contemporary(テンポラリーコンテンポラリー)

Temporary Contemporary

特徴

有楽町線『月島』駅から徒歩2分の立地にある倉庫型のレンタルギャラリーです。
隅田川のほとりにあり、戦後まもない頃に立てられた古い倉庫スペースをリノベーションした現代アートギャラリーです。
絵画はもちろん、現代アートであるファッション、建築、音楽、演劇、映像、デザインなどまで幅広く多様な表現活動に貢献しています。

料金

利用時間や内容にあわせて見積もりを行う「スペースレンタル」と、単発または一日限りのイベント向け利用の「ワンデイレンタル」のレンタルがあります。
前者は内容によりますが、ワンデイレンタルでは、¥60,000(半日4時間)、¥100,000(1日8時間)の値段設定です。

webサイト

http://www.space-tc.com/

ICA SPACE(アイシーエースペース)

ICA SPACE

特徴

『東日本橋駅』から徒歩3分、『馬喰町駅』から徒歩3分、『馬喰横山駅』から徒歩3分の好立地にあるレンタルギャラリーです。
営業時間は10:00〜21:00(電話受付:平日12:00〜18:00)です。
76平米と広めで、自由度の高いレンタルギャラリーです。

料金

1日~2日の使用で17,000円/日、3日~6日の使用で15,000円/日、7日~の使用で13,000円/日と、レンタル日数で料金が変わります。

webサイト

https://icaspace.tumblr.com/