個展・展示会を開催するレンタルギャラリー選びは重要!
SNSが盛んな時代になり、絵画やイラストなどの美術作品を個人でも発信できる機会が増えました。
それに比例してレンタルギャラリー(貸し画廊)で個展や展示会などを開催する人が非常に増えています。
多くの方が個展・展示会を開催するギャラリーの内装だけに目を向けがちですが、内装が良ければ立地や街がどこでも同じというわけではありません。
自分のファンが来やすい場所、当日飛び込みで集客できる場所、作品を購入してくれそうな客層が狙える場所など、開催する場所そのものも、個展の成功には十分考えるべき大事な要素です。
そこで今回は個展・展示会のためのレンタルギャラリーを選ぶ際のポイントを解説しつつ、文京区でおすすめのレンタルギャラリーを紹介します。
そもそも絵画の個展・展示会の成功とは?
絵画作品の個展や展示会を開催するからには、誰しもが成功したいと思っていますよね。
では、そもそも絵画作品の個展・展示会の成功とはなんでしょうか?
一概に言えませんが、それぞれの開催者が考える目的が達成されれば成功と言えるでしょう。
成功させるためにも、まずはしっかりと目的を設定しましょう。
個展・展示会の成功のために目的を設定しよう!
多くの個展の開催者は以下のような目的を設定しています。
- 絵の販売
- できるだけ多くの人に作品を見てもらう
- ファンを増やす
- ファンとの交流を楽しむ
- 次の仕事の依頼をもらう
このような目的に合い、自身の作品の魅力を最大限に発揮できるギャラリーが最も個展・展示会に適したレンタルギャラリーです。
「しっかりと目的を設定すること」そして「目的に合わせて最適なギャラリーをレンタルすること」が絵画作品の個展・展示会の成功するための秘訣です。
文京区で絵画の個展のレンタルギャラリーを選ぶポイント
絵画の個展・展示会の目的が明確に設定できたら、それに合わせて最適なレンタルギャラリーの選びましょう。
今回は文京区でレンタルギャラリーを借りる際のポイントを紹介します。
文京区はどんな街?
文京区は特に東京の中心地で、山手線の内側に囲まれています。
文京区は文字通り「文の京」で、「東京大学」を初めとした沢山の有名エリート学校が密集しているエリアです。
都心に位置するため比較的地価も高く、文京区に住んでいるのは比較的高所得の人が多いようです。
またアクセス面でもとても優秀で、文京区はほとんどが山手線の内側に治っているような位置にあります。
都心のビジネスエリアである大手町駅・銀座駅、ターミナル駅と言われる池袋駅・新宿駅・秋葉原駅まで30分以内という好立地です。
また新幹線の止まる上野駅や東京駅も比較的近いので、地方からも来やすいエリアです。
文京区のレンタルギャラリーの特徴
そんな文京区のレンタルギャラリーの主な特徴は、以下です。
- アクセスがどこもいい
- 展示会場は広くないため、大規模な展示会は厳しい
- 料金が比較的安い
アクセスがどこもいい
まず個展を開催する上でレンタルギャラリーのアクセスの良さは重要ですよね。
「人を集めること」「ファンとの交流を楽しむこと」など、目的がなんであれ、できるだけアクセスがいい場所で開催すべきです。
文京区のギャラリーはどこもアクセスが良い位置にあります。
そのためあくまで目安ですが、駅・バス停などの最寄駅から徒歩15分圏内には必ずあります。
ただし、アクセスのいいレンタルギャラリーは比較的料金も高い傾向にあります。
予算によっては、駅やバス停から遠くアクセスのあまりよくない場所を選ばざるを得ないケースもあります。
そのような場合には、最寄駅からギャラリーまでの分かりやすいルートマップをSNSで発信する、電車がいいのかバスがいいのかなど、情報を発信して来やすいように工夫しましょう。
展示会場は広くないため、大規模な展示会は厳しい
次に展示空間が作品に最適なものを選ぶ必要があります。
具体的には「展示会場の広さ」と「会場設備」が重要なポイントです。
今回の文京区では比較的展示会場は広くないため、グループ展などの大規模な展示会は厳しいかもしれませんが、逆に個展などには適したギャラリーが多い印象です。
展示会場の広さ
まずレンタルギャラリーの展示会場の広さを見ましょう。
最もわかりやすくギャラリーの広さを表す「床面積」や展示する作品数に大きく影響する「壁面の広さ」、空間の広さの印象に大きく関わる「天井の高さ」があります。
広さ=床面積と捉えられがちですが、同じ床面積でも天井の高さが変われば空間の広さの印象は大きく変わりますし、その分壁面が広ければ展示作品の数や大きさを、より柔軟にレイアウトすることができます。
また色を変えることで印象がまた変化するので、色まで考えてギャラリー選びができると、なおいいでしょう。
文京区のレンタルギャラリーは比較的こじんまりしているため、作品が大きかったり、できるだけ多くの作品を展示しようと考えると適していないかもしれません。
また色味は白のギャラリーが多く、変わった形のギャラリーはほとんど見かけませんでした。
いい意味でも悪い意味でも無難なギャラリーが多い印象です。
会場設備
そして展示空間と同様に重要なのが設備です。
一般的に絵画作品展示ができるレンタルギャラリーには、以下の設備があるのが一般的です。
- 展示用の什器
- 展示ボード
- スポットライト
- テーブル
- 椅子
- 壁掛け用のフックなどの設備
- レールワイヤーなどのつるさげ用の設備
文京区のレンタルギャラリーでは、あまりホームページなどに設備まで完全に解説しているところは少ないようでした。
設備が不足している場合は、レンタルギャラリー費用とは別で壁面展示用に別費用でパーティションを準備する必要性が出てきます。
場合によっては設備の準備に予想以上に費用がかかってしまうこともあるので、決定する前にしっかり事前打ち合わせなどに設備の確認を行いましょう。
料金が比較的安い
そして最後に最も気になるのが、レンタルギャラリーの料金ではないでしょうか?
文京区のレンタルギャラリーは料金が比較的安い傾向にあります。
レンタルギャラリーでは以下の3つの費用がかかります。
- 基本料金
- 作品販売手数料
- 時間延長費用
文京区では基本レンタル料金が比較的安く、作品販売時の手数料がかかるギャラリーは少ないようです。
個展などは、お客さんがいる場合は多少時間を延長して開けておく場合も少なくありませんが、ギャラリーによっては時間延長時の追加料金も必要になるところがあります。
文京区のギャラリーも例外ではなく時間が決まっているギャラリーが多いので、その場合を想定して事前に確認しておくことをお勧めします。
文京区でおすすめのレンタルギャラリー一覧
D&S
特徴
本郷三丁目駅から徒歩4分、水道橋駅から徒歩3分の好立地にある、東京都文京区本郷のレンタルギャラリー・貸し画廊です。
絵画を中心に美術・芸術作品の展覧会、個展、グループ展の画廊スペースとして利用されているレンタルギャラリーです。
また美大生等の学生や、芸術家を志している方の作品発表の場としての利用ももちろん受け付けています。
本当に実現したかったあなたの夢目標を実現できる夢の空間として運営されており、あなたの夢の扉を開くお手伝いをしてくれるレンタルギャラリーです。
営業時間は火~日曜日の11:00~18:00で、定休日は月曜日です。
一フロアが二つのエリアに分かれています。
料金
料金はエリアをどこまで使うかによって異なります。
また基本的には5日間の利用ですが、部分貸しや日貸し・時間貸しも対応してくれる良心的なレンタルギャラリーです。
料金・条件等は相談してください。
全フロア:15万円(5日/税込)
Aエリア:10万円(5日/税込)
Bエリア5万円(5日/税込)
webサイト
スペース根津
特徴
根津駅・千駄木駅から徒歩7分、東大前駅から徒歩12分の好立地にあるレンタルギャラリー で、根津神社の隣、静かな場所にあるのがスペース根津です。
絵画はもちろん、写真、陶芸などの展示もでき、若い芸術家を応援している空間です。
絵画、工芸、写真、書などの美術に親しむ方たちの発表、または交流の場として使用することに限定しているため、出展される作品の概要、内容によっては借りれない場合があります。
営業時間は水曜日〜月曜日の11時〜20時以内が基本で、定休日は火曜日です。
料金
基本6日間(水曜日〜月曜日)の利用で、以下の通りです。
一般:55,000円(基本料)+4,500円(消費税)
学生及び会員:45,000円(基本料)+3,600円(消費税)
webサイト
千駄木空間
特徴
千駄木駅から徒歩5分の好立地にあるレンタルギャラリーです。
比較的こじんまりとした、隠れ家のようなギャラリーです。
最近流行っている谷根千(谷中・根津・千駄木)にあるので、谷根千で遊びつつ訪問できるので、集客面でもおすすめです。
営業時間は12:00〜19:00で、定休日は月曜日です。
料金
金曜から火曜日まで60,000円が基本料金です。
webサイト
STOODIO SENDAGI(ストゥーディオ センダギ)
特徴
千駄木駅から徒歩3分の立地にあるレンタルギャラリーです。
絵画などの美術作品、芸術作品の個展・展示会や、商品の販売、音楽ライブ、パーティなどのイベントに使えるイベントスペースです。
かなり隠れ家の要素が強く、ホームページなどにもほとんど情報が出ていないので、詳細は要問い合わせです。
料金
1週間で90,000円〜の料金設定です。